(T−Y)という人をご存じでしょうか。
そう、昨年、稲含山にばかり登っていたあの人です。
聞けば、稲含山には(T−Y)の落とし物が眠っているそうな。
西上州の門番のようにそびえたつその雄姿は私も以前から気になっていましたが、今回、新緑の5月にようやく登る機会を得ました。
はじめての稲含山物語がはじまります。
今回は時間がなかったこともあり、車で「神の池公園」まで上がり、お気楽ハイキングコースをとりました。
鎖や手すりが設置された箇所もありますが、手厚い予防措置といった感じで、基本的に危険を感じるようなところはありません。
爽やかな5月の風と新緑を全身で感じながら、気持ちよく登っていくと、1時間足らずで山頂直下の稲含神社(山腹にもあります)に到着。
休憩がてら置いてあった登山者ノートをぱらぱらめくっていると、(T−Y)の名を発見しました。
せっかくなので私もノートに記名して、山頂へ向かいます。
誰もいない稲含山山頂では素晴らしい眺めが待っていました。
親しみ深い西上州の山々、原三角点のある白髪岩、富岡や高崎の市街地を眺めてのんびりくつろいだのでした。
平日ということもあり、下りの途中で2、3組の登山者とすれ違ったくらいで、静かで心和む山行でした。
往復2時間もかからずに楽しめる稲含山。
きっとこれからもまた来ることでしょう。
ちなみに(T−Y)の落とし物はついに見つかることはありませんでした。
すでに自然に埋もれてしまったのでしょう。
自然の包容力の前には、人間のちっぽけな落とし物など痕跡すらも残らないのですね♪
(ha)